給食管理ソフトとは? 栄養管理や計算ができるメリットやソフトの選び方を紹介
給食管理ソフトとは、栄養士や管理栄養士が給食の献立を作成したり栄養を計算したりするシステムです。
給食の現場では多様な業務が多く、効率を図るためにもソフトを導入する施設が増えました。
近年はさまざまなソフトが登場し、導入を検討するうえでどのソフトを選んだらよいのか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、そんな給食管理ソフトのメリットや選び方のポイントについてご紹介したいと思います。
給食管理ソフトの理解を深めて、ぜひソフトの導入する際に参考にしてみてください。
目次
給食管理ソフトを使うメリットとデメリット
社員食堂や特養、病院、保育園など、さまざまな施設で提供されている給食。
これらはプロの栄養士や管理栄養士によって栄養のバランスを考えたうえで毎日の献立が作成されています。
以前は手作業で行い大変だったこの作業も、給食管理ソフトの登場によって栄養士の業務が大幅に軽減されるようになりました。
PCなどを使い、給食や栄養を管理するため、「栄養管理ソフト」や「献立ソフト」と呼ばれることも。
業務の効率化が図れることはもちろん、システムを利用することによってさまざまなメリットあがあります。
ここでは給食管理ソフトのメリットやデメリットについて詳しく解説いたします。
給食管理ソフトのメリット1:料理や献立データの情報資産の活用
給食管理ソフトを利用すると、当然ながら日々の料理や献立のデータが蓄積されていきます。
食材のことや献立のデータを登録すれば、すぐに過去のデータを振り返ることができることはもちろん、新たな献立やサイクルメニューを作成する際にはこれまでのデータを情報資産として活用することができます。
給食管理ソフトのメリット2:栄養計算が自動でできる
給食管理ソフトには、献立の栄養計算が自動で行えるプログラムも搭載されています。
通常、献立を作成する時には成分表を見ながら一つ一つの食材の栄養価やカロリーなどを計算する必要がありますが、ソフトを利用することで栄養士・管理栄養士が栄養価計算に時間をかけることなく簡単にかつ短時間で計算が行えるようになりました。
給食管理ソフトのメリット3:誰でも同じ業務が可能
栄養価計算や献立などの作成など、手間のかかる業務も給食管理ソフトによってシステム化することで、誰でも同じように業務ができるようになります。
ソフトに沿って誰でも業務ができるということは、作業のフローが整理され業務の標準化に繋がります。
現場で「あの人でないとこの作業の仕方が分からない」といったこともなくなり、誰でも対応できるこよによって生産性もアップ。
新人栄養士が入った時や異動したての栄養士でも、データを引き継いですぐに運用できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
給食管理ソフトのメリット4:発注計算が自動に
給食を管理するうえで大変なのが、食材の発注の計算です。
献立や予定食数に合わせて食材を発注する際、ソフトを利用することで自動で計算ができるように。
計算だけでなく、指定期間の発注データを確認したり、仕入先の変更したりと手間のかかる作業もスムーズに行えます。
給食管理ソフトのメリット5:栄養管理報告書を自動作成
給食施設では都道府県や政令市などで定めている規則をもとに、栄養管理表を提出しなければいけません。
これらは施設で実施している給食の栄養管理状況を知らせるというもの。
給食管理ソフトによってはこの栄養管理表も自動で作成できる機能が備わっているため、提出期限前に焦る必要もなく安心です。
給食管理ソフトのデメリット:導入費用・ランニング費用がかかる
前述では給食管理ソフトのメリットを色々ご紹介しましが、デメリットも。
唯一のデメリットは、導入費用やソフトを活用していくうえでランニングコストが発生するという点です。
選ぶソフトによって内容や料金形態が異なるので、業務に適したものをきちんと選ぶようにしましょう。
給食管理ソフトを選ぶ時に気を付けたいポイントは?
給食管理ソフトを利用することのメリットについてご紹介しましたが、いざ導入を考えると「どのソフトを選べばよいか分からない」と頭を悩ませている人も少なくはありません。
毎日のように使うものとなるので、機能やコスト面においてもしっかりと検討して吟味したいもの。
ここでは最適な給食管理ソフト選びを行うための6つのポイントをご紹介したいと思います。
給食管理ソフト選びのポイント1:業務に合ったシステムか?
給食管理ソフトを導入する際、どういった目的かを明確にしたうえで、自社の給食業務がカバーできる機能が搭載されているかの確認が大切です。
もし希望の機能が無い場合は、カスタマイズで対応できるのかどうかも確認しましょう。
給食管理ソフト選びのポイント2:業務改善につながるシステムか?
給食管理ソフトは、使っているうちに業務改善を気づかせてくれる場面も。
現在の給食業務をシステム化するだけでなく、特定の機能を利用することで業務改善につなげられるかを確認することをおすすめします。
また、業務が拡張しても活用できるシステムなのかも確認しておくと良いでしょう。
環境が変わることでソフトが対応できない場合、後で別のソフトにのりかえる必要が発生してしまい、余計な時間と労力がかかってしまいます。
給食管理ソフト選びのポイント3:給食業務に精通しているか確認
給食業務は専門的な仕事なので、給食業務に精通した担当者に対応してもらえるかどうかの確認もしましょう。
給食について理解があれば、給食業務や管理についてシステムメーカーから的確な回答を得られるので安心です。
特に献立作成、調理、食材発注などではさまざまな専門用語を使います。
きちんと意思の疎通がスムーズにできる担当がいるかは、重要な確認ポイントです。
一般メーカーの場合、専門用語が分からず後々ズレが生じる可能性もあるため、専門ベンダーの方がおすすめできます。
給食管理ソフト選びのポイント4:バージョンアップの有無と費用
ソフトを導入すると必ず定期的なバージョンアップがあります。
バージョンアップを行う際において、初期または月額費用内で対応を行っているかを確認しておきましょう。
最初に確認をしておくと、導入後に追加で費用が発生する心配もありません。
また、文科省から5年ごとに発表される日本食品成分表のデータ更新や、厚労省発表の食事摂取基準のデータ更新の対応がされるか確認しておきたいポイントです。加えて各機能の定期的な改善が行われているかの確認も忘れずに。有料か無料かも随時確認しておきましょう。
給食管理ソフト選びのポイント5:PCのOSバージョンアップにかかる費用
パソコンのOSを更新する際(Windows10→11になるなど)に、システム変更の費用が必要なのかを確認しておくと良いでしょう。OSに合わせたシステムの場合、買い直しが必要になる場合があります。
給食管理ソフトの導入を検討する際は、使用しているパソコンのOSも把握しておくと良いでしょう。
給食管理ソフト選びのポイント6:過去の導入実績を確認
ソフトを検討する際、システムメーカーのホームページや資料をチェックする方がほとんどだと思いますが、そこで必ずチェックしておきたいのが導入実績や導入事例です。
特に、自社に似た事例があるかを確認すると、具体的な使い方など導入後をイメージしやすいでしょう。
同じような規模、業態の企業や法人が導入して、効果を上げているかを確認したほうが良いです。
給食管理ソフト「メニューデザイナーNEXT」がおすすめな理由
ソフトムでは、10年前に給食管理ソフト「ソフトメリット.NET」を販売し、多くのお客様にご利用いただいてきました。
この10年間で得たユーザーの声や給食管理業務のスタイル変化、システムの進化などを凝縮して新たに誕生したのが「メニューデザイナーNEXT」です。
ここでは、給食管理ソフト「メニューデザイナーNEXT」でのおすすめポイントをご紹介したいと思います。
複数の給食業態に対応
給食管理ソフト「メニューデザイナーNEXT」は、病院や社食、福祉など複数の給食業態で利用できるシステムです。
多業態を運営する企業でもひとつのシステムで管理できます。
また、全国展開する企業向けに同じ献立を活用しても、地域に合わせた食材に変換し、地域の仕入業者への発注書が作成できます。
さまざまな便利機能が搭載
ほかの業態で使う機能を応用して利用できるため、さまざまな使い方に対応が可能です。
この活用については、ソフトムの給食実務経験のある管理栄養士が相談しアドバイスを行いながらサポートをさせていただきます。
主なおすすめポイントをご紹介しましたが、詳しく知りたいという方はHPにてさらに解説しております。
給食管理ソフトの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
不明な点や気になることがありましたら、気軽にご相談くださいませ。
●関連ページ:「メニューデザイナーNEXT」について」
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私たち「ソフトム」は、1984年創業以来、食品加工業向けのアプリケーションソフトの開発から始まり、さまざまなお客様の課題解決のお手伝いをしてきました。
プロの栄養士・管理栄養士が利用する栄養管理システムや、画像AIレジシステム、献立から仕入れ・在庫管理ができるシステムなど、食品加工にまつわるあらゆる業務の効率化を実現。
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