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2023.03.14

ソフトム通信 第80号「介護給食現場での食事提供の課題」について

いつもお世話になっております。
今回は「介護給食における人手不足の課題解決方法」についてお話しいたします。

深刻化する介護給食現場の人手不足

新型コロナウイルスによる感染がようやく落ち着き、ポストコロナへの移行が始まってきたように感じます。
街にも人々の姿が戻り、買い物や観光、外食の機会が増えてきました。
生産や消費が活発になるにつれて直面しているのが深刻な人手不足です。

介護施設の給食でも、なかなか人手が集まらないという声をよく耳にします。
人手不足になると、現場では一人に対しての業務負担が大きくなり、労働条件・環境が悪化しやすくなる傾向にあります。
就業時間の大半を占める調理や食事提供が優先となるため、事務作業の時間が圧迫され、定時間外の業務になってしまう場合が多く発生しています。

また、苦労して社員を採用しても新人教育に手が回らず定着しないなど、人手不足の解消には課題がたくさんあると思われます。
そして、最も重要な提供するサービスや品質の低下を招いているケースも散見されます。
人手不足の解消のためには、運用方法の改善なのか、教育方法の改善なのか、採用条件の改善なのか、取り組むべき課題はたくさんありそうです。


IT活用による人手不足課題の解決

介護給食業務の中で負担になりがちな業務は介護給食業務の中で
特に負担になりがちな業務は食材・備品発注や棚卸などです。

提供する時間に間に合わせなければならない調理業務や配膳業務よりも、後回しになりがちで、場合によっては時間外業務として現場にかなりの負担になっているケースも見られます。
さらに発注の漏れや過剰発注が発生すると食事提供にも影響が出てしまう場合があります。
また食材ロスの発生などによりコストアップを招き収益性が低下します。

これらを解決する方法としてはIT活用がお勧めです。

例えば、発注量を食材ごとに手計算しているのであれば、給食管理ソフトを利用した発注管理を行うことで食数に応じた必要量を自動計算ができます。
さらに発注荷姿へ自動換算し、仕入先ごとに発注データを振り分けるといった業務が簡単にできます。

あとは在庫を加味して発注量を調整すれば、1時間で1日分の発注計算・発注書作成しかできなかったものが、1時間で1か月分の処理ができるようになるなどスピードアップも夢ではありません。
給食管理ソフトで発注データを電子的に送るサービスに連携することで、経理処理までできるサービスもございます。

このように給食管理ソフトは、栄養計算だけでなく発注業務や在庫管理業務への活用が可能となり給食現場の業務負担を大きく軽減することが出来ます。

食事提供方法の改善による人手不足課題の解決

調理や食事提供の負担を減らすのも大切な解決方法です。

近頃は完調品(冷凍やチルドの料理)を購入して、提供する介護福祉施設も増えています。
解凍や温めるだけで提供でき、ストックも可能なので急な食事提供が必要な場合にも利用できるのが魅力です。
すべてを完調品に変えるのではなく、調理スタッフが集まりにくい朝食時のみ利用するなど、臨機応変に組み込むこともできます。
手間のかかる嚥下食(ソフト食、ムース食など)を購入して提供することも可能です。

完調品の料理は味気ない、という場合は献立と食材がセットになった食材キットを利用するという手もあります。
食材の形状も現場で切るタイプとすでにカット済みのタイプ、さらに完調品も織り交ぜたタイプなど現場のニーズに合わせた様々なサービスがあります。
また調理・盛付済みの料理を配膳車ごと提供するサービスは、食器の洗浄も不要になるので厨房業務(仕込み、調理、盛付、洗浄)が不要になります。

技術やサービスの進歩により、様々な食事サービスが提供されています。
上手にこれらのサービスを利用することで日々の給食業務負担を減らし、深刻な人手不足課題の解決を図ることができます。

課題解決のヒントになる展示会のご案内

介護給食における人手不足の課題解決サービスを紹介する展示会をご案内いたします。
高齢者施設向けの「食」に関する専門展示会『ケアフード東京』です。
会期は来週3月22日(水)~24日(金)東京ビッグサイトにて開催されます。

ソフトムも今回初めて出展し
介護福祉施設版 クラウド型給食栄養管理システム『メニューリンク』を展示致します。

『メニューリンク』はインストール不要でインターネットさえあれば、どこでも給食管理業務ができる給食栄養管理システムです。
月額料金制で月4,800円(税別)からお使いになれます。また帳票はすべてExcel出力ができます。

管理栄養士が考えた使いやすいシステムでPCの操作が不安な方でも、かんたんに利用できるシステムです。弊社の管理栄養士がお客様に分かり易くシステム操作説明を行っており、大変好評をいただいております。

ぜひ会場でお試しください!

その他にも『ケアフード東京』では高齢者施設向けの「食」に関する展示が充実しており、配食サービス、完調品、厨房機器など最新の給食提供方法に応じたサービスに触れるチャンスです。
年に1回の東京開催ですので、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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