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2021.08.31

ソフトム通信 第64号 防災の日

いつも大変お世話になっております。
今回のテーマは「防災の日」についてお話させていただきます。

9月1日は防災の日です。
「防災の日」創設のねらいは、「広く国民の一人一人が台風、高潮、津波、地震などの災害について、認識を深め、これに対処する心がまえを準備しよう」ということのようです。

防災の日を中心に毎年8月30日から9月5日までの期間を防災週間としています。
皆様におかれましても、この期間に防災対応の見直しなどされていることと存じます。

今回は防災の中でも給食施設の非常食糧備蓄について調べてみました。

各自治体から備蓄の方法や、災害時対策チェックリストなど公開されておりましたので一部の内容をご紹介いたします。

■給食施設における食糧備蓄の目安について■
※必須で最低限3日分の備蓄を準備
(3日分が備蓄できている施設は5日分を目指すこと)

【食糧】
・1食あたり500~600Kcal、1日3食の場合1,500~1,800Kcal
・加熱加工が不要のものを選択する
・主食となるもの、おかずとなるものを組み合わせられるよう選択する
・平常時でも使用でき、災害時に扱いやすく、普段から食べ慣れている
食品 を選択する

【飲料水】
・1日1人あたり最低1.5リットル(食事ができない場合は3リットル)

食数×必要量×日数で備蓄量を決定することができます。
施設利用者数だけではなく、外部者の人数も想定する場合もあります。

■ローリングストックについて■
食糧備蓄を日常の食事の中に取り入れて、消費しながら備蓄を行うという方法です。
全ての食糧備蓄では難しいかもしれませんが、上手く消費と備蓄を活用することで、非常時の訓練にもなることと存じます。

■防災訓練やシミュレーション■
事前に防災訓練や食事供給の訓練を行えると良いとあります。
備蓄保存場所の設定、厨房使用不可の場合、調理担当者が不在の場合など、様々な想定で訓練しておくことも重要です。

またあらかじめ備蓄品での献立や調理手順を決めておくと、誰でも食事供給が可能になるなどメリットもございます。

災害に遭わないことが一番の理想ですが、遭ってしまったときに落ち着いて行動できることが安心(備え)に繋がります。
そのためにも防災期間は「防災に対処する心がまえ」を準備する良いきっかけなのだと思います。

(参照元)
神奈川県給食施設のための災害対策ツール
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/mx4/cnt/f5443/kenkou/saigai-kyusyoku.html

京都府災害時等の給食提供に関するガイドライン
http://www.pref.kyoto.jp/kentai/saigaijikyusyoku.html