ソフトム通信 第72号「デジタル食育」について
いつも大変お世話になっております。
今回は「デジタル食育」をご紹介させていただきます。
「デジタル食育」とは
デジタル技術を活用して効果的に行う食育活動のことです。
例えば、オンライン会議システムを活用した食育イベントやホームページやブログによる食育情報の発信もデジタル食育の一つです。
デジタル食育のメリットをいくつかご紹介いたします
メリット1
「新たな日常」の中で食育を推進できるコロナ禍の今、人を集めた食育活動が制限される中、「デジタル食育」であれば非対面で食育活動が行えます。
メリット2
いつでも誰でも食育活動に参加できる食育動画や食育アプリを空いた時間に楽しみながら学んだりと、気軽に食育に参加できます。
メリット3
どこからでも食育に取り組める参加者はインターネット回線さえあればどこからでも参加でき、講師も複数拠点から食育を行うことができます。
実際に行われた食育イベントでは、東京都クッキングスタジオから親子のクッキング教室を行い、
料理で使用する食材は千葉県の農家の方とオンラインを接続し、2拠点からの食育イベントを実施していました。
またこれら食育の取り組みは「SDGsの活動」にもつながります
【SDGs 目標12】つくる責任つかう責任
先述のクッキングスタジオと農家の2拠点の食育イベントでは、まさに「つくる責任つかう責任」を学ぶ絶好の場になると存じます。
【SDGs 目標2】飢餓をゼロ
世界情勢が不安定な中、日本の食糧自給率も徐々に低下しています。地産地消を再認識することで、食糧の安定確保と持続可能な農業の支援につながると存じます。
【SDGs 目標3】すべての人に健康と福祉を
ホームページでの健康レシピ配信は、あらゆる年齢の人々の健康的な生活を促進する取り組みになると存じます。
今回ご紹介した「デジタル食育」ですが、令和4年4月15日に農林水産省のホームページから、
デジタル食育を実践してみたいと考えている個人・グループ向けに、「デジタル食育ガイドブック」が公開されました。
デジタル食育は企業のSDGsの取り組みの一部とデジタル化の両方が実現できる取り組みとして注目されるのではないでしょうか。
気軽に始められる事例も多くありますので、皆様の活動のご参考になれば幸いです。