ソフトム通信 第73号「大豆ミートの大いなる可能性」について
いつも大変お世話になっております。
今回は「大豆ミートの大いなる可能性」について、ご紹介させていただきます。
最近はスーパーなどでも代替肉を見かけるようになりました。
このほとんどは大豆を原料とした「大豆ミート」です。
代替肉の世界市場では
2020年2570億円→2030年1兆8700億円(約7倍)規模へ成長すると予測され、
国内でもスタートアップ企業の台頭や、大手企業の参入により、
市場は右肩上がり(2019年15億円→2025年40億円)と言われております。
2022年2月には「大豆ミート食品類」のJAS規格が制定され(農水省)、
5月には大手食品メーカーのレトルト食品が初めて認証を取得するなど市場への広がりを感じます。
さらに大豆ミートには様々なメリットがございます。
良質な栄養価
(高たんぱく・低脂質・高食物繊維)
大豆のたんぱく質は、肉や卵などと同等にバランスが良く(アミノ酸スコア100)脂質は肉類に比べて少く低カロリーです。
また、食物繊維も豊富に含んでおります。
スマートミールに最適
健康的な食事の認証制度であるスマートミールの条件の一つに、「主菜に大豆・大豆製品を週3回以上提供」とあるように健康食としても最適だと存じます。
SDGsからの注目
牛肉と比較し、生産過程での水使用量は8分の1、二酸化炭素の排出量は85分の1と水資源の保存や、気候変動対策に貢献ができる環境にやさしい食糧として注目を集めています。
学校給食や産業給食でも、上記のメリットからメニューに取り入れられつつあります。
筆者も展示会等で試食をしましたが、肉と見分けがつかないほどの良い食感で、調味の工夫でとても美味しくいただきました。
「大豆ミート」は今後ますますニーズが増えてくると感じておりますので注目の食品です。