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2022.06.30

ソフトム通信 第74号「くるみのアレルギー表示義務化」について

いつも大変お世話になっております。
今回は「くるみのアレルギー表示義務化」についてご紹介させていただきます。

アレルギー表示義務化の追加は、2008年のエビ、カニ以来となり、くるみを含めると全8項目に増えます。

くるみが追加される経緯

消費者庁が3年ごとに行う実態調査より、2021年度症例報告では卵、牛乳、小麦に次いでくるみは4番目に多く、件数も6080件中463件と9年間で約10倍に増えています。

この背景には食生活の変化や健康志向により、くるみの消費量が増加傾向にあることが考えられています。

消費者庁はくるみについて、表示推奨から義務に変更する方針を明らかにし、制度を見直すための手続きを早ければ今年度中に始めるとしました。

表示義務化の対象

アレルギー表示義務化は従来通り、容器包装された加工食品のみが対象です。
外食・テイクアウトなどの中食はアレルギー表示義務化の対象外となり、現時点で表示ルールはありません。

給食にはアレルギー表示ルールはありませんが、消費者のアレルギーに対する意識が高まることで、アレルギー表示対応や問合せを求められることが増えると予測されます。

システムでの対応は?

弊社の給食管理システムでは、食品マスタのアレルギー登録、帳票へのアレルギー表示等の機能を標準で搭載しております。

詳しく知りたい方は、お気軽にご相談いただけますと幸いです。

喫食者・利用者の安心安全のためにも、ITを駆使して食の情報活用を進めて参りましょう。

ソフトム通信では様々なテーマの情報をご紹介してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。

【参考情報】
■くるみの義務表示化の経緯等について 消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms204_210217_03.pdf

■令和3年度食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/assets/food_labeling_cms204_220601_01.pdf

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