ソフトム通信 第79号「給食業界におけるAI活用」
いつもお世話になっております。
今回は「給食業界におけるAI活用」についてお話いたします。
AIとは?
AI(Artificial Intelligence=人工知能)とは、名前の通り人工的に作られた知能をもつコンピューターシステムやソフトウェアです。
人間は目や耳で得た情報から多くの情報を脳内で処理し、推測や判断を行っています。
この処理、推測を人工的に行うものが「AI」です。
AIがデータを分析(学習)して、法則を発見し、インプットしたデータが何であるかを推測するという処理が主となります。
具体的には、AIを搭載したコンピューターに、食事の画像をインプットし、この画像にある料理を推測し出力するなど、人間が処理、推測していたことをAIが代行する、というものです。
他にもロボット掃除機、自動車の自動運転、将棋の対戦など、日常生活でも様々なAIが活用されています。
給食業務でAIがどのように活用できるのか
日常生活にも徐々に活用され始めているAIですが、給食業務にも活用できて業務改善につながるのでしょうか。
日々提供するメニューが変わる特徴がある給食ですが、業務を分解するとAIの活用方法が見えてきます。
例えば、以下のような活用例があります。
①従業員のシフト作成
AIがシフト案を作成し、最終的に管理者が完成させます。
②食事のトレイメイク
日々変わる料理をAIが画像認識を行い、センサーとロボットで、
トレイに料理を置きます。大量調理で同じ処理を行う際に適して
います。
③献立作成の自動化
AIが食品・料理の特徴、過去の献立を学習し、インプットした条件に
合った献立を提示します。このAI作成献立を最終的に栄養士が確認し
献立を完成させます。
人間は上記のすべてを行うことが出来ますが、これらのAIを活用することにより、人間の業務の支援と効率化が可能となります。
給食業界では、食材費高騰、人手不足、多様な管理業務負担の増大などマンパワーでカバーすることが限界に近づいています。
従いまして業務を自動化、効率化していくことが喫緊の課題となっております。
AIは自動化、効率化を支援する一つのツールとなりますので、
AI活用により課題解決につなげることが可能となります。
AIに触れられる展示会のご案内
給食業界で活用できるAIを体験できる展示会をご案内いたします。
第44回フード・ケータリングショーです。
会期は来週2月7日(火)~10日(金)で東京ビッグサイトにて開催されます。
ソフトムも出展し「自動献立メニューアシスタントAI」をご案内致します。
「メニューアシスタントAI」は、条件を満たす献立作成を支援し、業務効率を大きく改善させるAIソフトウェアです。
活用することでクライアントの要望を満たす献立を簡単に効率よく作成することができます。
食材高騰対策、人手不足対策、高度なサービス品質向上に貢献する新しいAIソフトウェアです。
まだプロトタイプの段階ですが、皆様のご意見も伺いたく、出展することを決定いたしました。
ソフトムでは他にも給食業務を管理する「メニューデザイナーNEXT」の展示やクラウド版給食栄養管理システム「メニューリンク」を展示いたします。
AIだけではなく、ITを活用した業務改善をぜひこの機会にご体験ください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。