メディア

2018.09.19

ソフトム通信 第25号 BCP(事業継続計画)

平成30年北海道胆振東部地震により被害を受けられました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

いつも大変お世話になっております。
今回は”BCP(事業継続計画)”をテーマにお話いたします。

BCPについては、内閣府より以下の通り発表されています。

http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kigyou/keizoku/hajimete.html

事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)

企業は、災害や事故で被害を受けても、取引先等の利害関係者から、重要な業務が中断しないこと、中断しても可能な限り短い期間で再開することが望まれています。

また事業継続は企業自らにとっても、重要業務中断に伴う顧客の他社への流出、マーケットシェアの低下、企業評価の低下などから企業を守る経営レベルの戦略的課題と位置づけられます。

この事業継続を追求する計画を「事業継続計画(BCP)」と呼び、内容としてはバックアップのシステムやオフィスの確保、即応した要員の確保、 迅速な安否確認などが典型です。
それらは事業内容や企業規模に応じた取組みでよく、多額の出費を伴わずとも一定の対応は可能なことから、全ての企業に即応した取組みが望まれています。

給食運営においてもBCP対策は欠かせません。

食材や水の備蓄はもちろんのこと、災害時マニュアルを作成されている方も多いと思われます。

・初動時の役割分担、指示系統の明確化
・ライフライン(電気・ガス・水道)が遮断された場合の食事提供手段
・食中毒や感染症等の二次被害拡大の防止対策
・食品業者や近隣施設、地域との連携 等

作成したマニュアルに基づき、災害を想定した訓練を実施し、より具体的な対応方法を検討していくことが重要です。
シュミレーションした結果をマニュアルへ反映し、共有する事で、いつ訪れるかわからない災害へ備えることができます。

■災害マニュアル
各都道府県や日本栄養士会等から公表されております。
ご参考ください。

・宮城県
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kensui/kyushoku-checklist.html

・日本栄養士会
避難生活向けリーフレット、災害時の栄養・食生活支援マニュアル
https://www.dietitian.or.jp/news/information/2016/i15.html

■BCP対策

・中小企業庁
http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_a/bcpgl_01_1.html

誰もが遭遇しうる災害への「備え」が自分自身を、家族を、企業を守ることに繋がります。
多くの自然災害が発生している昨今、改めて見直すべき時に来ているのではないでしょうか。