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2018.08.27

ソフトム通信 第24号 管理栄養士・栄養士の活躍の場

いつも大変お世話になっております。
今回は”「管理栄養士・栄養士の活躍の場」”をテーマにお話いたします。

現在、様々な分野で「産学官連携」の取り組みがされていますが、皆様のまわりでも関りは広まっていますでしょうか。
この背景には、グローバリゼーション(世界的規模での競争市場の出現)の浸透により、変化に迅速に対応できる企業経営が有効とされるようになったことが挙げられます。

地域レベルでも、活力ある自立した地域づくりのための有力な政策として、大学等の技術シーズに基づく起業支援や新産業創出を目指した様々な取組が行われています。

意義と役割は、「産:研究開発を経済活動へ」、「学:人材の養成・確保、新しい知の創造と人類の知的資産の継承等」、「官(公):重点的な研究開発、制度改善等」とされ、各使命・役割の違いを理解し尊重しつつ、双方の活性化に資するような相互補完的な連携を図っていくことが重要とされています。

参照:文部科学省

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu8/toushin/attach/1332039.htm

具体的な取組例として、

・酪農学園大学:障害者の就労継続支援事業所と連携し、同大が研究・栽培している「ライ小麦」を使用したクッキーを開発。

・大東文化大学:山崎製パンと運動前後に必要な栄養を摂取できる「アーモンド入りバナナ&ホイップパン」と「ベーコン&キャベツパン」を開発。

・川村学園女子大学:食を通じた地域との連携を目的に、学園所有の農地を活用した授業の実施で、実際に無農薬野菜の栽培を体験。

・駒沢女子大学:日テレ・ベレーザおよび日テレ・メニーナの選手に対する栄養サポート活動の実施。

・立命館大学:日本フードサービス協会と、食の分野で実践的な行動力を発揮できる人材を育成するための教育プログラムの実施を目的とした包括協定を締結。

・大手前大学: 2017年にハチ食品株式会社(大阪市西淀川区)とタッグを組んで、レトルトカレー「牛すじ酒粕カレー」を開発。

・徳島文理大学:野生鳥獣肉の有効活用としてジビエ料理の開発に取り組み、考案したシカ肉メニューは学生食堂で提供。
徳島県から「うまいよ!ジビエ料理店」に認定。

参照:

https://www.u-presscenter.jp/2018/07/post-39712.html

近年では、以上の様に、様々な大学で「産学官連携」の取り組みがされています。

現在働いている管理栄養士・栄養士の皆様も、各立場で携わっている方もいらっしゃるかと思いますが、改めて「管理栄養士・栄養士」には、その時代の問題や課題に敏感になり、それに対応できる知識・技術・行動力・マネジメント力が求められていると感じます。
それが同時に「管理栄養士・栄養士」の活躍の場となり社会的な地位向上につながるのだと思います。

我々も管理栄養士・栄養士の皆様が活躍できるよう誠意努めてまいります。

ソフトム通信では様々なテーマの情報をご紹介してまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。