ソフトム通信 第63号 選手村の食事
いつも大変お世話になっております。
今回は、日本選手のメダルラッシュで大変盛り上がっております東京2020オリンピックの「選手村の食事」をテーマにお話しさせていただきます。
東京2020オリンピック選手村では食事の提供場所が複数設置されています。
最近はSNSでも選手村の食事が美味しいと各国の多くの選手が情報発信しています。
その中でも一番大きな「メインダイニング」の食事は、約700種類もの料理を24時間提供しております。
1日約45,000食提供できる大規模のレストランです。
日本料理やアジア料理、インド料理など各国の料理やハラル料理やベジタリアン料理など多種多様な喫食者に合わせた料理を提供しています。
「カジュアル ダイニング」の食事は、6:00~21:00の時間帯で1日約3,000食の食事を提供しています。
日本食や地域の特産物を活用した食事、一般公募で決まったメニューなども提供しているそうです。
また、選手村では「日本食」の提供以外にも「国産食材」の活用や発信に向けた取組も重視されており、
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会における日本の食文化の発信に係る会議を開催しております。
こちらは、選手村の食事を通じて被災地の復興を世界へ発信していこうという意向が見て取れました。
オリンピック選手村の食事でも重要視されている食品の産地やアレルギー表示、栄養価表示
、ハラル食品などの情報は、急遽表示を開始することは難しく、管理・登録には時間のかかる作業となります。
食事提供者側がこれらの情報蓄積と情報提供を行うことで、喫食者である選手が、自身のコンディションに合わせた食事を選択しやすいように情報整備がされています。
全世界においしい・安心・安全な日本食と提供環境が評価され、
安全に旅行ができるようになった際には、また日本に来ていただきたいものです。
まだまだ暑いですが、各国選手の頑張りを応援し、最高のオリンピックとなることを期待しています。
ソフトム通信では様々なテーマの情報をご紹介してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。
【参考情報】
■東京2020大会における飲食提供に係る基本戦略について
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/games/food-strategy/
■東京2020大会における飲食提供に係る基本戦略について 概要版
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/gsy9y9gdetzwbc0mpion.pdf
■東京2020 みんなのフードプロジェクト
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/games/food-project/
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