ソフトム通信 第76号 「食材価格高騰に対応したIT活用」について
いつも大変お世話になっております。
今回は、「食材価格高騰に対応したIT活用」についてご紹介いたします。
食材の値上げラッシュが続いており、来月10月に山場を迎え、統計に
よると1世帯あたりの家計負担は年間7万円も増えると試算されています。
この金額は値上げを肌で実感できるレベルのものだと思います。今回の
値上げではアルコールや飲料も対象になり、ニュースでも値上げ前の駆け
込み需要の様子が報道されていました。
値上げの背景ですが、原材料の高騰、燃料の高騰、人件費の高騰などが
あり、世界規模でインフレが進んでいます。いままでの日本は円高の影響
もあり、値上げの影響はあまり感じなかったかもしれません。
しかし、今回は急激に円安が進み、値上げに拍車をかけています。
まさに、私たちがいる給食・外食業界を直撃する問題で、仕入コストや
物流コスト、メニューの販売価格や原価率など、経営者・管理職・現場
担当者とも、それぞれが頭を悩ませることになりそうです。
これらの食材高騰の悩みをITで解決する方法とは
給食・栄養管理システム「メニューデザイナーNEXT」ではコンセプト
として「原価低減」を掲げています。
一般的な給食・栄養管理システムが現場担当者の使いやすさを重視して
いるのに対し、当社のシステムは使いやすさはもちろんのこと、経営面・
管理面の強化にもスポットを当てています。
食材価格の低減に関しては、各社のバイヤー様が日頃から取引先と交渉
していると思いますが、当社の給食・栄養管理システムにこれらの支援
機能を標準で搭載しています。全体の購買量を集計し、複数の仕入先に
相見積をとることができます。
また地区やエリアによる仕入先の統合等、購買の集約・物流の効率化の
面から価格低減をフォローできる支援機能も標準で搭載しています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれて久しいですが
「DX=業務のIT化」と誤解されている事例が多くあるようです。
本当の意味は「ITによりビジネスモデルや企業組織のあり方を変革する」
攻めのIT投資のことです。
当社でも「メニューデザイナーNEXT」でお客様のDX推進に寄与して
いきたいと考えています。
是非、今回のテーマである食材高騰対策だけではなく、現状の業務課題
や困っていること等、お気軽にご相談いただけますと幸いです。