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2023.01.10

ソフトム通信 第78号「リスキリング」

いつもお世話になっております。
今回は「リスキリング」についてお話いたします。

なぜ今リスキリングなのか

リスキリング(Re-skilling)とは
「新しい職業に就くために、あるいは今の職業で必要とされるスキルの大幅な
変化に適応するために、必要なスキルを獲得する・させること」と定義されて
います。

職業そのものが数年単位で入れ替わっていくなか、外部環境の変化に合わせて、
必要なスキルを柔軟に変えて学び続けていくことが必要です。
「自社・自分の業界を超えて何が起きているか? 取り込める知恵は何か? 
自分はどのようなスキル・経験を身につける必要があるか?」を考え続けるこ
とが求められているようです。

リスキリングは外部の知見を得て
「自身の力量アップ」→「業務効率アップ」→「仕事の幅を広げる」という
ステップアップが期待出来ます。

リスキリングが求められる背景

2020年からの新型コロナ禍において、ビジネスモデルや働き方など数多くの
変化が生じてきました。
特にリモートワークの制度が飛躍的に整い、遠隔地からのコミュニケーション
や仕事を行うことが当たり前の時代になりました。

業務に必要な書類の電子化、データをクラウドへ保存するなど、ワークフロー
も整備されつつあります。

企業だけではなく個人でもこのような環境変化に備える必要が問われている
ように感じます。
そこで、働きながら自分をアップデートする「リスキリング」の有用性が
注目されています。

給食・栄養業界でのリスキリングの必要性

給食・栄養業務で考えてみると、

  ・IT関連の資格(ITパスポートなど)を取得し、デジタル化による
   業務効率化を推進する
  ・マイクロソフトのExcelやPowerPointスペシャリスト資格を取得し、
   業務の質をより向上させる
  ・日本栄養士会の生涯教育制度を利用し、栄養分野の知見を獲得する。
   さらにデジタルで解決できる仕組みを構築する
  ・セミナー、学会などに参加し、最新情報の収集や専門的な資格を
   取得する。得られた知見を活かし、デジタルで解決できる仕組み
   を構築する。
などが考えられます。

環境変化が起きていることを敏感に把握する感性と、この変化に対応する
スキルの両方が求められているように感じます。

自身のスキルアップによって視野が広がることで、業務の幅が広がり、活躍の場
を広げ、昇進するなど企業と個人にとっても大きなメリットがあると考えます。

とはいっても、働きながら学び直しをするということは大変なことです。
スキマ時間などをうまく活用し、自分にあった学び方を見つけることも大切です。

スキルアップの参考サイト

スキルアップができる参考サイトをご紹介いたします。

■日本栄養士会 キャリアアップについて
 https://www.dietitian.or.jp/career/

日本栄養士会では栄養士のキャリアアップを目的とした各種認定制度を設けて
おります。
認定栄養士制度、特定分野別認定制度、専門分野別認定制度など、活躍の場に
応じてスキルアップが行える制度です。

■Udemy オンライン動画学習サービス
 https://www.udemy.com/ja/

ベネッセが運営するオンライン動画学習サービス「Udemy講座」です。
講座の種類と数が豊富で、PCやスマホでいつでも手軽に見ることができるので、
自分のペースで学習することができます。
ExcelやPowerPointの使い方なども、レベルに合わせた講座が豊富で、業務にも
役立つのではないかと思います。

■ソフトムのWEBセミナー情報
 https://softom.co.jp/seminar/

ソフトムでも栄養士・管理栄養士の業務に役立つ「Excelセミナー」など、
オンラインセミナーを適時開催しておりますので、リスキリングの一つとして
ご活用いただけますと幸いです。

 ・経済産業省 第2回 デジタル時代の人材政策に関する検討会
  https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_jinzai/002.html
  資料:2-2を参照

 ・ソフトム通信 第68号 「フードテックについて」
  https://softom.co.jp/media/5342/