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2018.03.13

ソフトム通信 第16号 日本人の伝統的食文化(和食)

いつも大変お世話になっております。
日本人が大活躍した平昌オリンピックが閉幕し、今週までパラリンピックの熱戦が続いていますが、次はいよいよ東京開催ですね。

さて、日本人の伝統的食文化(和食)が、平成25年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
日本は国土が南北に長く、海、山、里と表情豊かな自然が広がっているため、各地で地域特有の多様な食材が用いられています。

また、一汁三菜を基本とし「うま味」を上手に使うことによって、理想的な栄養バランスを実現し、日本人の長寿や肥満防止に役立っています。
給食も、主食、主菜、副菜、汁物とバランスがよいところは和食と似ていますね。

和食は世界でも注目され始め、訪日外国人観光客が日本を訪れる前に最も期待していることは、「日本食を食べること 69.9%」(H28.観光庁調べ)だそうです。

そんな中、当の日本では「和食離れ」が進んでいるという意見もあり、農林水産省は「第3次食育推進基本計画(H28~32)」に、「食文化の継承に向けた食育の推進」を重点課題として新たに加え、対策に乗り出しています。

例えば、学校・保育園等での、食料の生産から消費にいたるまでの成り立ちを学ぶ食育は、食に関する感謝の気持ちや理解を深めることにつながります。

若い子育て世代へは、自治体や保育所が中心となり、ワークショップを開いています。
赤ちゃんが生まれてからの通過儀礼や行事食の勉強会や、出汁を基本とした調味の方法など、身近に教えてくれる人がいない現代では、大変重宝されているそうです。

その効果が、東京オリンピック・パラリンピックまでに出て、さらに世界中に日本の食文化の素晴らしさが広がると良いと思います。